一般社団法人
神奈川人権センター


DVに悩む男性のための
電話相談

相談日: 毎週月曜日(祝日実施、年末年始は休み)
時 間: 午前11時~午後4時
電話番号:045-758-0918

 DV(ドメスティックバイオレンス)に悩む男性の被害者・加害者からの相談を受けています。


第31期人権学校受講生募集案内

(主催:一般社団法人神奈川人権センター)

【講座日程】

5月9日(木)13:30~15:00

講座1(人権入門)
「身近なところから人権を考える」

 講師:神奈川人権センター事務局次長 深田独

5月9日(木)15:15~16:45

講座2(感染症の課題)
「ハンセン病問題から考えること」

 講師:牛嶋渉さん(国立ハンセン病資料館事業部社会啓発課学芸員)

5月17日(金)13:30~15:00

講座3(ことばと表現の課題)
「ことば・表現をとおして人権を考える」

 講師:西谷隆行さん(東京理科大学非常勤講師/日本雑誌協会倫理専門委員)

5月17日(金)15:15~16:45

講座4(性的少数者の課題)
「性的少数者の人権」

 講師:平良愛香さん(農村伝道神学校校長)

5月23日(木)13:30~15:00

講座5(アイヌ民族の課題)
「アイヌ民族のいまを考える」(仮題)

 講師:島田あけみさん(チャシ・アン・カラの会代表)/館下直子さん(ペウレウタリの会)

5月23日(木)15:15~16:45

講座6(障害者の課題)
「障害とは何か 障害はどこにあるのか」

 講師:小泉暁美さん(NPO法人神奈川県視覚障害者情報雇用福祉ネットワーク理事長)

5月31日(金)13:30~15:00

講座7(男女平等の課題1)
「職場でのハラスメントの防止について考える」

 講師:阿部裕子さん(かながわ女のスペースみずら理事)

5月31日(金)15:15~16:45

講座8(男女平等の課題2)
「性教育の専門家はいかにあるべきか」(仮題)

 講師:早乙女智子さん(産婦人科医師/認定セックスセラピスト)

6月6日(木)13:30~15:00

講座9(子どもの課題)
「学校に通えない子どもたちをどのように支援するか
 ~子どもたちの居場所づくりを考える~」(仮題)

 講師:廣瀬貴樹さん(一般社団法人かけはし代表)

6月6日(木)15:15~16:45

講座10(高齢者の課題)
「高齢者虐待の防止について考える」(仮題)

 講師:菊地哲也さん(弁護士)

6月14日(金)13:30~15:00

講座11(外国につながる県民の課題1)
「外国人相談の現場から」

 講師:竹川真理子さん(NPO法人在日外国人教育生活相談センター・信愛塾センター長)

6月14日(金)15:15~16:45

講座12(外国につながる県民の課題2)
「ヘイトスピーチを乗り越えて共生の街へ」

 講師:三浦知人さん(社会福祉法人青丘社理事長)

6月21日(金)13:30~15:00

講座13(部落差別撤廃の課題1)
「部落差別について共に考える」

 講師:三川哲伸(部落解放同盟神奈川県連合会副執行委員長)

6月21日(金)15:15~16:45

講座14(部落差別撤廃の課題2)
「神奈川の部落史の可能性」

 講師:久保田宏さん (神奈川部落史研究会会長)

6月26日(水)13:15~16:00 ※半日講座/定員50名(先着順)

講座15(フィールドワーク)
「戦争史跡『陸軍登戸研究所』が私たちに伝えること」

 講師:明治大学平和教育登戸研究所資料館スタッフの皆さん

【会場】

神奈川県地域労働文化会館 2階会議室

〒232-0022 横浜市南区高根町1-3

※横浜市営地下鉄「阪東橋」駅より徒歩約3分/京急「黄金町」駅より徒歩約5分/JR「関内」駅より徒歩約15分

 

〇第15講座「フィールドワーク」は、明治大学生田キャンパス(川崎市多摩区東三田1-1-1)の登校路門(西北門)に集合です。

生田キャンパス アクセスマップ - 明治大学

生田キャンパス マップ - 明治大学 …絵地図で西北門の場所を確認できます。

【受講料】

各講座1人2,000円/第15講座「フィールドワーク」は1人3,000円

【お申込み/お問い合わせ】

※受講を希望される方は事前に下記にお申し込みください。

 一般社団法人神奈川人権センター

 〒235-0023神奈川県横浜市磯子区森3-3-17-217

 電話:045-271-1455/E-mail:kanagawajinken@dj9.so-net.ne.jp


書籍の紹介

『新・21世紀の人権
 ―知っているようで知らない差別と人権の話―

江原由美子(一般社団法人神奈川人権センター理事長)

 「人権という言葉をよく聞くけど、何か分かりにくい言葉だな」と思っている人も多いと思います。そんな人に読んでもらいたいと思い、本書のタイトルを、『新・21世紀の人権――知っているようで知らない差別と人権の話』とつけました。

 21世紀前半の世界を生きている私たちの周りには、さまざまな問題があふれています。いじめやハラスメント、犯罪や事故、災害やパンデミックなど、数え上げればきりがありません。さらに新聞等のメディアでも、貧困や格差の問題、地球温暖化等の環境問題、軍事的衝突や戦乱等の報道があふれています。こういうさまざまな問題をどう考えていけば良いか、心と頭を悩ませているのが、私たちの生活ではないでしょうか。

 「人権」とは、こうしたさまざまな問題を考える上で抜かすことができない基本的な思想です。「すべての人は、一人ひとりが人であるということだけでかけがえのない尊い大切な存在として、守られなければならない」という前提の上で、法によらずして拘束されない権利や、教育を受ける権利、自由にものを考えその考えを表現する権利等が、憲法や法によって規定されています。このような思想がいつ生まれどのように憲法や法などになったのかについては、詳しくは、本書1章を読んでみてください。この「人権」という視点は、いじめをどう考えればよいかとか、災害にどのような支援を行えば良いか等の現実の具体的な問題を考えていく時の大きな支えとなります。

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新・21世紀の人権 ―知っているようで知らない差別と人権の話― チラシ表 新・21世紀の人権 ―知っているようで知らない差別と人権の話― チラシ裏

印刷用PDFダウンロードしてご利用ください。
PDF shin-21seikinojinken.pdf (1.20MB)

監修:江原由美子
 定価:2,530円(税込み)
編集・発行:(一社)神奈川人権センター
発売:日本評論社 2021年8月15日

 しかし、実際には、多くの現実の社会的問題は、「人権」の視点から見て充分な対応が取られているとは到底言えません。たとえば、日本国憲法では「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という規定があるにもかかわらず、多くの人が貧困に苦しんでいます。また、この憲法の規定も「国民」に与えられた権利に過ぎず、国籍が違う人はそこには含まれていません。「すべての人は人であるだけでかけがえのない尊い大切な存在として守られなければならない」という人権思想から見れば、全く不十分ということになります。本書では、さまざまな現実的な問題について深く充分な知識を持った執筆者が、なぜどうしてどのように不十分なのかを、現代の日本社会に即して、かなり深く具体的に論じています。つまり本書の主題は、「人権」という思想を基準として、私たちが生きている社会が実際にどのくらい「人権」を尊重できている(できていない)社会なのかを、明らかにすることにあるのです。「知っているようで知らない差別と人権の話」という副題には、「人権」という概念を知っていても、さまざまな現実の社会問題のなかで何が問題なのかについてまでは知らないことが多いという意味も、込めています。本書を手掛かりに、一緒に考えていければ幸いです。


『人権センターニュース』
購読のご案内

A4版・16頁 月1回発行 年間購読料:4,000円(送料込)



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E-Mail kanagawajinken@dj9.so-net.ne.jp

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